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海外での特許取得(連載⑥)

明細書に記載すべき内容は、次のような質問への回答するように説明する文書を記載するものです。基本的には技術に疎い方でも聞いていて内容を理解できるように、適宜図面を参照しながら、解り易く説明することです。


a.特許を受けたい発明は、何という装置(あるいは方法)ですか?

b.今まで知られている装置(あるいは方法)はどのようなものでしたか?

c.今まで知られている装置(あるいは方法)でその内容を記載した文献がありますか?

d.今まで知られている装置(あるいは方法)にはどのような技術的欠陥(課題)があったのですか?

e.そのような欠陥(課題)をどのような考え方で解決できるようになったのですか? 

f.そのような考え方によりどのような効果が得られるのですか?

g.その欠陥(課題)の解決方法をどのように具体化すれば実現できるのですか?

h.実際に行なった例がありますか?

i.欠陥(課題)解決のため具体的実現方法として他にやり方はありますか?

j.あなたの発明はどのような産業分野に使われるものですか?

 

以上のような項目a~jを文章として記載することで明細書の体裁は整いますが、これを特許法で規定されている言葉で表現すれば次のようになります。

 

 (a).発明の名称

 (b).背景技術

 (c).特許文献名(非特許文献名)

 (d).発明が解決しようとする課題

 (e).課題を解決するための手段

 (f).発明の効果

 (g).発明を実施するための形態

 (h).実施例

 (i).他の実施形態

 (j).産業上の利用分野


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